せっかくの親切心が台無しに

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今回は人に親切に教えてあげても、その後の態度で台無しになった例があったので記事にしてみました。

もしあなたが誰かに貴重な情報を教えた後に「せっかく教えてあげたのに、なぜ教えた通りに実行しないの?」と相手の行動を責めたりしたら、感謝されるどころか、嫌われてしまうので要注意です。

会社員時代の飲み会でファッションの話題になり

私の好きなメーカーの服は○○市まで行かないと買えないのでネットで購入しているのを話した時のことでした。

ちなみにその服が売っているお店は電車とバスを乗り継いで往復何時間もかかる遠い街にありました。

また車で行く場合も時間がかかる上に、近くに駐車場もなく、少し離れた駐車場に停めるにしても、駐車料金がかなり高いので、ネットで購入した方が楽だし時間やお金もかからないので便利でした。

私の話を聞いていた同僚の男性Mさんが、その街の近くに私たち社員が無料で停めれる駐車場があることを教えてくれました。

Mさんからすれば、ほとんどの社員にもあまり知られていない貴重な情報のようでした。

また高速で行けば半分の時間で着くとのことでした。

そして高速道路の料金や事故が発生しやすい危ない場所も図に描いて丁寧に説明してくれました。

私はMさんの親切で丁寧な説明には感謝してお礼を言いましたが、

駐車場が無料とはいえ、その駐車場からお店まで電車で数分かかるに加え、高速道路の往復の料金が服一着分の値段ぐらいしたので行く気にはなれませんでした。

またお店に行く体力にも自信がありませんでした。

「高速道路の料金が高い」と言ったら、Mさんがむっとした顔で「ケチンボだね」と言ってきました。

なのでMさんがこれ以上気を悪くしないように「機会があったら行ってみます」と社交辞令を言ってしまいました。

それから毎週月曜になると「駐車場を使ったか?」と聞かれるようになりました。

そして毎週月曜に適当な理由をつけて「行けなかった」と言っているうちに、だんだんMさんが私に文句を言うようになりました。

「せっかく教えてあげたのに、なぜ行かないんだ」と。

それをパワハラ上司にまで告げ口をしたのか、パワハラ上司まで私に「人の好意を踏みにじるな」と責めてくるようになりました。

気がつけば私はMさんのことがすっかり苦手になっていました。

この経験から、良い情報を人に教えても、その後実行するかしないかは、その人の自由だと実感することができました。

情報を教える側の立場に立つと、やはり情報を信じて実行してくれた方がうれしいのはよくわかります。

しかし例え相手が実行しなくても腹を立てるべきではないのです。

その後、実行するかを決めるのは本人の自由です。

相手の行動を強制すべきではありません。

また「せっかく親切にしたのに」と相手に恩義せるのも論外です。

せっかくの親切心が、恩義せる気持ちや態度で台無しになってしまいます。

ただし、自分の方から相手に聞いたり相談した場合は、その後の経過を相手に報告するのは礼儀だと思います。

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