同じ教えを受けても、人それぞれ受け取り方や受け取れる量が異なります。
例えば、初めてやる仕事は目の前のことを覚えるのが精一杯ですが、
仕事に慣れてくると、だんだん視野が広まり、仕事の全体像がつかめるのと一緒で・・・
人それぞれ
今まで積み重ねてきた人生経験によって、
魂の成長レベルによって、
その人の価値観や物事の捉え方によって、
ありがたい教えを1しか受け取れないか、10受け取れるか、異なってきます。
時には自分に都合良く受け取ったり、教えとは全く違う解釈で捉えたり・・・
馬の耳に念仏
豚に真珠
ということわざがあるように、いくらありがたい教えを見聞きし内容を覚えることができても、自分の血肉にしないと意味がありません。
私の場合は書籍(「潜在意識」を変えれば、すべてうまくいく/著者:アレクサンダー・ロイド博士)を読んだ感想が年ごとに変わりました。
4年前、意味が理解できず、つまらなくて本棚の隅へ追いやる。
3年前、意味は何となく分かりましたが、価値を感じないため実行せずにそのままにする。
2年前、良い情報を知ったと喜びましたが、実行するのは腰が重くそのままにする。
半年前、自分の体験に当てはめながら読み、すばらしい情報を得たと感激し、すぐに実行し、ようやく自分の血肉にできた。
同一人物なのに数年前と本に対しての感想や行動が全く異なり、自分でも驚いています。
なのでどんなに素晴らしい教えを受けても、受け取る側の器しだいで変わってくるのです。
なので今理解できないことがあっても時が過ぎたら理解できる場合もあるので、とりあえず頭の片隅に入れておくことをおすすめします。
最初から何もかも悟った状態で生まれてきたら、生きるのは楽かもしれませんが成長を実感できないのでつまらないのかもしれません。
一番危険なのは今の自分の考えは完璧だと思ってしまうと成長が止まってしまいます。
なので自分と違う意見や理解できないことに否定的になるのは良くないです。(ただしエゴを推奨する教えや欲望に忠実になる教え、愛のない教え等は別です)
私も素晴らしい教えを受けても、正しく受け取り、全てを理解できているとは限らないので、それで読むのを終わりにはせずに、しばらく経ったあとにもう一度読むようにしています。
すると以前、心に響かなかった内容がめちゃくちゃ心に響くようになっていたことも多々ありました。
人は成長するほど、物事を俯瞰的に見れるようになり、愛の対象も広まり、謙虚になれます。
これからも
- 今の自分は完璧だと思わない
- 今わからないことや自分と違う意見に対しても、すぐに否定するのではなく、いずれはわかるときがくるかもしれないのでとりあえず頭の片隅に入れておく
これらを心がけていくことにしました。
参考になれば幸いです。