他者の嫌な一面を見ただけで、その人にマイナスのラベルを貼ると、無意識のうちにマイナスのフィルターからその人を見てしまい、客観的に見れなくなってしまうことがあります。
私は貨幣制度を無くしたいと思っているので、お金を基準に物事を考える人にはマイナスのラベルを貼ってしまいそうになりますが、
人はいろんな面を持っているのです。
完璧な人はいないのに、誰かのマイナスな一面を見たからと言って、マイナスのラベルを貼ってしまうとマイナス面だけが強調されて見えてくるので、その人の良い面は見えなくなってしまいます。
また、人とは限らずどんな物事にもいろんな面があります。
これは苦手というラベルを貼るだけで、苦手な面ばかりがクローズアップされて見えてきます。
面白い面や学べる面は見えなくなってしまうのです。
人はマイナスのラベルを貼る時、マイナスの原因はマイナスのラベルを貼った人や物事にあると思いこんでいますが、
実はマイナスのラベルを貼っている自分自身に原因があるのです。
自分の私的感情や独断と偏見、価値観、長年の習慣によりプラスもしくはマイナスと言うラベルを貼ってしまっているだけなのです。
自分のネガティブな思いの原因を人や物事のせいにしても状況は良い方向に変わりません。
マイナスのラベルを貼る癖がある人はそのことを自覚し、マイナスのラベルを貼らずにプラス面を見つけることが大切です。