部屋の大掃除をしていたら、学生時代に書いていた日記が目に入りました。
日記は前の会社から内定をもらった後に書かれたもので、期間は4か月で30日分しかありませんでしたが、三日坊主の私にしては上出来です。
内容は、憧れの大企業から内定をもらい、夢と希望に満ち溢れているのが文面から伝わってきました。
毎日、自己啓発に励み、自分の思考を整理するために日記を始めたとまで書かれていました。
当時は体調が優れなかったようで、「疲れた」、「だるい」という言葉がちらほら書かれていましたが
少しでも自分の内面を磨こうしているのか、「自分磨き」と言う言葉が頻回に登場し、
その頃は周りの人たちに対しても思いやりを持って接しているのが伝わってきました。
当時の事はほとんど覚えていませんでしたが、こんな時期もあったのだと懐かしくなりました。
つらい出来事以外は、あまり記憶に残らないものだということも分かりました。
その後、入社し、周りの同期と比較して自分は馬鹿だと思い込んだり、過酷で生きがいを感じない仕事に追い詰められたり、パワハラ上司から攻撃されたり、自由な時間もほとんどない環境の中でいつの間にか「自分さえ良ければ良い」という自己中な思考になっていました。
日記を読み返したことで、会社員時代よりも学生・キャバクラ時代の方がずっと魂レベルが高かったことがわかり、唖然としました。
人間は知らず知らずのうちに周りの環境や周りの人たちの影響を受けることがよくわかりました。
今現在の私が穏やかでいられるのも、今の職場の人間関係が良好すぎるからかもしれません。
だからといって、周りの環境や周りの人たちのせいにして、魂レベルを下げてはいけません。
周りの環境や人間関係で苦しいことにも、意味があるはずです。
自分の魂の成長のために必要な修行かもしれないのです。
お釈迦様の話を例に挙げると、
昔、お釈迦様が瞑想しているとダイバダッタという悪魔が邪魔をしに来ました。
セクシーな美女になって誘惑したり、母親に化けて泣き落とそうとしたり、様々な形で修行を邪魔しようとするのですが、お釈迦様は動じません。
すべて見破り、悪魔を撃退して、悟りを開いたのです。
この話を参考に、自分の魂レベルを下げようとしてくる人たちは「修行を邪魔する悪魔」かもしれません。
悪魔の言動や行動の影響を受けたら負けで、魂レベルがぐんと下がります。
逆に悪魔に負けず、この出来事は自分に何を教えてくれたのかを冷静に分析し、自分の内面を鍛えあげたら、魂レベルがぐんと上がります。
(参考:人間関係で苦しんでいる人へ、 感情にふり回されないためには)
そう考えると、万が一悪魔が現れたら、
「悪魔め!お前の目的は知っている。この私が、そんな誘惑には乗らないぞ!何があっても、愛、優しさ、思いやりは手放してなるものか!」と心の中でつぶやいてみることです。
自分がどんな目にあっても魂レベルは下げないと心に誓うのです。
参考になれば幸いです。