いろんな経験を積めば積むほど知識も増え、人間的にも成長できるように思われますが、必ずしも誰もがそうなるとは限りません。
「経験をする=人間的に成長する」とは限らないのです。
たくさんの濃い経験をしても、それを自分の教訓にしなければ人間的に成長することは難しいのかもしれません。
なぜ経験を教訓にできないのか?
考えられる原因をいくつか挙げてみました。
・学校教育の影響で、与えられた情報のみを暗記し、与えられた情報以外のものには目を向けられなくなっている。分析力や思考力、想像力を奪われ、思慮深さや感受性が失われている。
(参考記事 奴隷ロボット人間が出来上がる工程)
・4S政策により他力本願を植え付けられているので問題が起きても、原因を突き止めようとせずに「人、モノ、お金」に依存し、悪しき結果だけを他力で何とかしようとする。他力本願、依存体質になればなるほど、想像力、思考力、分析力、創意工夫力、発想力が失われていきます。
(参考記事 ドラえもんから植え付けられた思考)
・自分の主観でしか物事を見ない。相手の気持ちや立場に立って考える想像脳を使わないので想像力や共感力が退化している。
(参考記事 想像力は大切 魅力的な人になるには)
・愛、優しさ、思いやりを全く重視せずに、学歴、お金、社会的ステータス、地位、容姿・・・など人間の本質とは全く関係のないものに価値があると信じ込み、それらを追い求めている限りは人間的な成長はできない。
(参考記事 努力することを間違えていませんか?)
・日々の多忙な生活に追われ、自分の内面と向き合う時間や考える時間がない。
(参考記事 故意に忙しくさせられている)
思い返すと、辛い出来事の原因を周りの環境や他者のせいにしていた頃は成長できませんでした。
しかし、【地球丸ごと救いたい】ゆたかブログさんを拝読させて頂くようになり、今までいかに自分が他責思考、他力本願であったかに気づかされ、自分自身を省みることができました。
さらに今まで、偽の価値観や常識に洗脳され続けてきた事実にも気づくことができ、愛、優しさ、思いやりを大切にできるようになり、
そして過去の失敗やさまざまな出来事、さまざまな人たちとの出会いを教訓にすることができました。
「経験+教訓を得る=内面が豊かになる=人間的な成長」だと思います。
人間的な成長をすればするほど、愛の範囲も広がっていきます。
そして生きるのが楽になります。
人の質=社会の質のように一人ひとりが成長するほど、より良い社会に変わっていくのです。
今の弱肉強食社会に不平不満を言っても何も変わりません。
人間だけではなく、地球上のすべての存在が幸せに暮らせる社会にするには、まずは自分自身が成長することが必要不可欠なのです。