相手に罪を犯させてはいけない

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犯罪は加害者が悪いという考えは当然ですが、被害者側にも落ち度があるという新たな気づきを得たので記事にしてみました。

今の職場の同僚から聞いた話です。

昔自転車に鍵をかけないで置いていたら、盗まれたそうです。

その時、お父さんに「お前にも落ち度がある」と叱られたそうです。

「盗んだ方も本当は盗む気がなかったかもしれないのに鍵がかかっていない自転車を見て、魔がさしたのかもしれない。お前の不注意で相手に罪を犯させてしまったようなものだ」と・・・

同僚はお父さんに言われてハッとなったそうです。

それ以来、何をやるにも細心の注意を払うようになり、自転車の盗難事件以来、犯罪の被害に遭うこともなくなったそうです。

この話を聞いたとき、同僚のお父さんの加害者に対しても思いやることのできる優しさや器の大きさに心を打たれました。

また同僚のお父さんの心に響く教えは教訓として今も同僚の役に立っています。

そして私にも新たな気づきを提供してくれました。

この世は盗難だけではなくさまざまな犯罪で溢れかえっています。

犯罪のない世界を実現するには、誰ひとりとして犯罪を犯さないのが理想ですが、この殺伐とした世界ではまだまだ遠い道のりです・・・

せめて善良な人たちが犯罪の被害に合わないよう細心の注意を払うことが犯罪抑止に繋がると思います。

しかし細心の注意を払っていても、他力本願の考えだと詐欺に遭う可能性が出てきます。

今の辛い状況を自力で乗り越えようとせずに、人、モノ、お金に依存しようとすると騙されやすくなります。

(過去記事 悩みや苦しみはお金、モノ、人では解決できない

被害者側からすると加害者が100%悪いと思い込み、怒りや悔しさ、恨みでいっぱいになるかと思いますが、

自分がなぜ被害に遭ったのか、辛いかもしれませんがよく考えてみるべきなのです。

自分にも落ち度があったという見方をするだけで、自分が被害に遭った原因を客観的に分析できます。

そして反省することで教訓にもなり、成長にも繋がります。

逆に、自分の落ち度を反省もせずに、相手ばかりを恨んでいるだけでは何度も同じ被害に遭う恐れも出てきます。

大切なのは自分にとってどんなマイナスな出来事でも、「この出来事は自分に何を教えてくれたのか」と分析する力を身に付けることです。

しかし、そうは言ってもやはり一番悪いのは加害者です。

明日食べるものがないぐらい、切羽詰まって仕方なく盗んでしまったというのならまだしも

自分のエゴだけで他者のものを奪ったり、騙したり、傷付けたりしてはいけません。

自分の欲望のままに生き、後悔も反省もなく、悪いことを続けていると必ず自分に返ってきます。

因果応報は必ずあります。

自分がしたことは良いことも悪いこともブーメランのように自分に返ってくるのです。

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