山形県を通る機会があったので、山形市にある宝珠山立石寺(山寺)に参拝に行きました。
貞観2年(860)、第三世天台座主慈覚大師円仁が開いた、天台宗の御山で東北を代表する霊山です。
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」 という松尾芭蕉の句でも知られています。
登山口から頂上の奥の院までは1015段の石段があります。
この石段は登ることにより煩悩が消滅すると言われています。
本当に一段一段登るたびに煩悩が消えていき、無に近づいていく感じがしました。
石段をゆっくり登っていけば疲れないし、景色を楽しみながら登ることができます。
途中に建てられている御堂で手を合わせ、休みながらゆっくり登っていったのが幸をなしたのか、想像していたよりも楽に頂上の奥の院まで登ることができました。
登れば登るほど自分が空に近づいていく感覚になり、下を眺めるのが快感になります。
さらに素晴らしい景色にもたくさん巡り合えます。
逆に下から上の景色を眺めるのも素敵で見とれてしまいます。
私以外にも登っている方たちはたくさんいましたが、みんな息が切れ切れで結構辛そうでした。
景色を眺めることなく登ることだけに集中し、駆け足で登るのは非常にもったいないと思いました。
家族連れが多く、親よりも子供の方が元気よく登っていました。
このような山寺に子供たちを連れてくるなんて、すばらしい教育をされていると感心しました。
しかし真夏に登るのは暑さで汗だくになり、体力的にもきついかもしれません。
体力に自信がない方は気候が良い季節に登ることをおすすめします。
私の場合は普段の服装で充分でした。
ただしスニーカーのほうが無難です。
奥の院では仏様からものすごいパワーをいただきました
明らかに登っていた時よりも身体が軽々になったのは明らかでした。
奥の院にたどり着いて、すぐに下山したらもったいないです。
しばらくは奥の院でゆっくり休み、仏様からパワーをいただくことをおすすめします。
その後、下山の途中で南無観世音菩薩様に手を合わせ、自分の夢についてお話ししました。
その瞬間、クーラーの風のような涼しい風が何度も吹きました。
なんて嬉しいメッセージをくださるのかと感激と感動で胸がいっぱいになりました。
その後は下山しましたが、仏様から頂いたパワーのおかげで楽々下山することができました。
山形県を通る機会があったら、またもう一度登ってみたくなる、大変魅力的な山寺でした。
<宝珠山立石寺>
- 住所 〒999-3301 山形県山形市山寺4456-1
- 電話番号:023-695-2843
※詳細は宝珠山 立石寺をご参照ください