昔の私は新しいことに挑戦するときや、目の前に難関な課題が発生した際は「できない理由」を探してしまう癖がありました。
自分の例ではありませんが、分かりやすい例として
会社員時代、専門部署の担当者に難関な作業をお願いした際、担当者によって対応が驚くほど違いました。
① できない理由ばかりを並べ立て、絶対無理と言って作業を断るAさん。
結果、Aさんの作業の技術はいつまで経っても上がらず、周りからの信頼も失い、良いことひとつもありません。
② さまざまな方法を試行錯誤しながら見事に難関な作業をやり遂げるBさん。
当然、Bさんのスキルはどんどん磨かれ、実績も増え、社内の誰からも一目置かれる存在になっていました。
今となっては「できない理由を探すな」という言葉は私の宝物になっています。
できない理由に限って、次から次へと簡単に思い浮かぶから不思議なものです。
また、できない理由ばかりを考えると、せっかくのひらめきや良い案も浮かばなくなります。
本来努力すればできるようなことでも、本当にできなくなってしまうからタチが悪いのです。
私の場合は下調べばかりして、考えすぎると、できない理由がたくさん出てくることがわかりました。
そのうち自分では無理だと思い込み、行動に移さなくなるという負のスパイラルに陥っていました。
人間の脳の構造上、今までの生活習慣で生き延びてきたので、未知の体験や新たな習慣を加えることに抵抗を感じるのかもしれません。
しかし今までの経験から言えることは、例え失敗してもいいので深く考えずにすぐに行動に移した方が、結果はどうあれ、成長につながります。
金欠で追い詰められた時は、考える時間がなかったので、何も考えずにキャバクラの面接に行き、ピンチを乗り切ることができました。
なのでコツとしては深く考えずにとりあえずチャレンジしてみることです。
そこでわからないことが出てきたら考えたり調べたり、失敗したら原因を追求し改善すれば良いのです。