数字は現状を把握するのに欠かせないツールですが、その反面、本来の目的や物事の本質を見失わせる魔力があります。
数字にふり回されてはいけないと感じたので記事にしてみました。
例えば、Twitterはいいねやリツイート、フォロワーの数が表示されるシステムなので、インプレッションの影響はあるものの、自分のツイートに対するみんなの反応が嫌でも見えてしまいます。
このことから、競争意識や分断を煽る支配層の狙いを感じてしまいます。
そして支配層の狙い通り、いつの間にかTwitterをやっている本来の目的を見失い、数字だけに囚われてしまったら本末転倒です。
例え、いいねがゼロでも、誰かの人生を良い方向に変えるツイートであれば、物凄い価値があり、素晴らしいと思います。
インフルエンサーのようなフォロワーの数や、いいねの数が多いツイートが良く見えてしまいがちですが、
数字だけに惑わされずに、自分の心の目で愛の有無をしっかりと見極めることは大切です。
また別の例では、スポーツ観戦には興味・関心のない私が、唯一観ていたスポーツはフィギュアスケートでした。
本来のフィギュアスケートは観る人を魅了させ、別世界に連れていってくれる不思議な魅力があるスポーツなのに、演技に点数や順位をつけることでせっかくの魅力が台無しになっているのが残念でなりません。
選手たちは、人々を魅了する演技よりも、高得点を稼げる技ばかりを優先的に磨いてプログラムに織り込んだり、点数や順位ばかりを気にして伸び伸びした演技ができなくなったり、
観戦者側も選手がミスしないよう手に汗を握りながら演技を見守るので、せっかくの演技を楽しめなかったり・・・
選手にとっても観戦者にとっても本来のフィギュアスケートの魅力が数字によって台無しにされています。
点数や順位をなくせば、もっと素晴らしい演技がたくさん生み出されるような気がしてなりません。
また、思い返せば学生時代はずっと数字にふり回されてきました。
テストで良い点をとるための勉強や大学時代は単位を取るのに必死でした。
ほんのわずかな例を出しましたが、
「数字が全て」になってしまえば、本来の目的を見失ったり、物事の本質を見失ったり、愛に基づいた客観的な判断ができなくなります。
数字にふり回されている例はまだまだたくさんあるかと思います。
決して数字を否定しているわけではなく数字には便利な良い面もたくさんあるので、あくまでも「数字が全て」にならないよう気をつけたいものです。
また、数字とは限らず、すべての物事には陰陽の両面があることを忘れてはなりません。