今の職場では、めちゃくちゃ仕事ができて機転のきく人たちがたくさんいます。
仕事のテキパキ具合や要領の良さ、判断力、スピードは、私など足元にも及びません。
特に群を抜いて仕事ができる女性がいますが、彼女は学校の勉強をほとんどしてこなかったそうです。
彼女は、勉強ばかりしてきた旦那さんよりも、生きるためのスキルは自分の方がずっとあると冗談交じりに笑って言っていました。
その話を聞いて、会社員時代、別の場所に部署全体で引っ越す際の同僚たちの引っ越し作業の遅さや要領の悪さを思い出しました。
引っ越し作業を終わらせるのに同僚たちは半日かかっていましたが、今の職場の彼女なら30分で終わらせるのは確かです。
会社の同僚たちは子供の頃から勉強以外は何もしてこなかったことが、彼らの作業の手つきやスピード、普段の会話の内容からも想像できました。
しかし、高学歴の人でもいろんなことを経験したり、チャレンジしている人たちもたくさんいるので、必ずしも高学歴=何もできないと言っているわけではありません。
学生時代のほとんどの時間を勉強に費やせば費やすほど、物理的にいろんなことを経験できる時間が減ってしまうので、勉強以外は何もできない人になってしまうのではと危機感を感じています。
また、高校時代の調理実習でも、お米の研ぎ方を知らない子が数人もいて、大変驚いたのを覚えています。
私ももっと学校の勉強をサボって、その空いた時間にいろんなことを経験しておけば良かったと今になって思います。
そこでも支配層が人々に、高学歴=高収入になるよう仕組んだ狙いを感じてしまいます。
毎日同じ時間に、同じ道を通って、同じ場所に通い、同じ人たちと、同じようなことを繰り返すだけの人生では自分にできる事は増えないし、成長もありません。
しかし人生は何歳になっても遅いということはないので「変わらなければ」と気づいた時点で行動に移せば良いと思います。
どんな小さな事でも、今までやったことのないことをやってみるだけでも、自分の世界が広がるし知識やスキルも身に付きます。
いろんなことをすればするほど、その時々の状況によって臨機応変な判断ができたり応用をきかせたりすることができるようになります。
私は今の職場でお手本になる人たちとたくさん出会えたおかげで今回の気づきを得ることができました。
これからも自分が経験したことのない未知のことをどんどん経験し、自分にできることを増やしていかなければ、この過酷で厳しい世の中を生きていけないと強く感じています。
参考になれば幸いです。