最近の外仕事と言えば長い道の雪かきですが、休憩中に映画『白ゆき姫殺人事件』を見ました。
以下は白ゆき姫殺人事件のあらすじです。
誰もが認める美人OLが惨殺された。この不可解な殺人事件を巡って、一人の女に疑惑の目が集まる。同期入社の地味な女性【城野美姫】。
テレビのワイドショー取材により、美姫の同僚・同級生・家族・故郷の人々がさまざまな【噂】を語り始める。過熱するテレビ報道、炎上するネット、噂が噂を呼ぶ口コミの恐怖。
果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも…!?
この映画は、人の噂がテレビやTwitterで拡散されることにより、真実とは異なることが真実として語られ広まっていく恐ろしさを見事に表現されていました。
そして自分にとって都合の良いことしか言わない人々、
自分が不利にならないよう嘘をつく人々、
自分の独断と偏見、憶測をあたかも真実のように語る人々、
人の噂を鵜呑みにし城野美姫が犯人だと思い込む人々
人の噂を鵜呑みにしテレビやTwitterで噂を拡散し、後で痛い思いをした人…
決して他人事にしてはいけないと思いました。
城野美姫は自分の根も葉もない噂話が報道され、殺人事件の犯人だと疑われているのを知り、死のうとしたぐらいです。
自分が発した言葉が、ときには人を死に追いやるかもしれないことを頭に入れ、自分の言葉に責任を持つ事は大切だと思いました。
私が『人の言うことは当てにならない』を痛感した出来事は沢山ありますが、わかりやすい例としては
父の葬式のとき、生前の父の一生を紹介する場があるということで葬儀屋の人との事前の打ち合わせで弟が父の経歴や父の特徴、エピソードを一人で答えていました。
弟は、父が家庭を顧みなかったことや女遊びや夜遊びをしてきたことなど、父にとって都合の悪いことには一切ふれなかったので、葬式のナレーションで紹介された父の一生はキレイ事そのものでした。
事実は父の経歴のみで、それ以外は知らない人の一生を聞いているような錯覚に陥ってしまいました。
仮に父のことを何も知らない人がそのナレーションを聞いたら、父に対し本当の姿とはかけ離れた印象を持ったことでしょう。
こうして歴史も権力者も何事も都合良く改ざんされているのだろうと父の葬式のときに感じました。
また別の例としては、
キャバクラ時代、マスコミに悪いイメージで書かれていた某有名人が来店しましたが、マイナスのイメージとは違い謙虚で爽やかな態度にキャストたちが驚いていたのを今でも覚えています。
某有名人がつれの中学時代の友人たちと楽しそうに純粋に会話を楽しみ、キャストたちにも気遣いをしてくれているのが伝わり、店での評判は物凄く良かったです。
マスコミの情報とは限らず、一般にネットで出回っている情報も間違いがあったり、発信者の都合で改ざんされている可能性もあるし、たとえ事実だとしても全体のほんの一部分を切り抜いて伝えている場合もあるのです。
また、喧嘩している人たちのそれぞれの言い分を聞いた際にも、自分が有利になり相手が不利になることだけを言い、自分の非は言わないし認めようとしないのもよくあることだと思います。
両方の言い分を聞いていると、何が真実で何が嘘なのかわからなくなってしまいます。
また、今回空き家を購入した際にも不動産屋さんや売主さんは空き家のマイナス面は決して言わないし、不動産屋さんのHPにも空き家のプラス面ばかりでマイナス面は載せていません。
人から聞いたことは真実とは限らないし、全てだと思わない方が良いと思いました。
しかし、ほとんどの人たちは教科書の内容が真実だと教えられてきた学校教育の影響で、情報を無思考で鵜呑みにしています。
支配層は、テレビや新聞、メディア、ネットなどで支配層にとって都合の良い情報のみを流すことで、人々を騙し、意のままに人々を操ってきたのです。
支配層やサイコパス、詐欺師などに騙されたり操られないためにも、情報を鵜呑みにするのではなく、発信する側は自分にとって都合の良い情報しか流さないと思っておいた方がよいです。
何のためにこの情報を流すのか?発信者の意図(お金目的?支配層の誤誘導?承認欲求を満たすため?誰かを陥れるため?地球救済のため?…etc)を察する癖をつけておくと騙されずに済むかもしれません。
たとえばアフィリエイトなどで商品を売る際にも、本来は必要のないサービスや物でも、必要あるように見せかけたり、商品のデメリットを書かなかったり、購買意欲をそそるようなことばかりを書く人もいるので、すぐに鵜呑みにするのではなく、客観的に現実を見ながら自分の頭で考え、検証していくことが大切です。
当ブログでは、自分の失敗談や恥ずべき過去、未熟で至らない点も包み隠さずに書いてきました。
これからもそうするつもりです。
自分にとって都合の良いことしか書かないのなら、ブログを書く意味がなくなってしまうからです。
真実を言わなければ真実は伝わりません。
そして真実を書かなければ真実は伝わりません。