会社員時代の私はブラック労働に明け暮れ、夢も希望もない毎日でしたが生活の為に働いていました。
同僚たちはブラック労働に対し、不平不満を口にすることもなくロボットのようにひたすら働き続けていました。
当初は、みんながこんなに過酷な仕事に耐え続けられるのは、過酷な受験戦争を乗り越えてきた根性がそうさせているのではと思い込んでいましたが…
しかし、それだけではないのでは?と思うようになったきっかけは、ある大企業に勤めている男性の奥さんが、旦那さんがうつ病になった経緯をネットで発信しているのを見てからでした。
その奥さんいわく、旦那さんは労働環境が過酷な会社でほとんど休みなく早朝から深夜まで働き続けた結果、うつ病になり休職することになったそうです。
奥さんは旦那さんに、以前からブラック労働をさせている会社に対し、不信感でいっぱいだったことや
自分は旦那さんと同等の給料を稼げる職業につく資格を持っているから「お金の事は私に任せて!お願いだから会社を辞めて!」と説得したそうですが、旦那さんは全く聞く耳を持たなかったそうです。
旦那さんは、大企業の社員という地位を失いたくないから会社を辞めないと譲らなかったそうです。
奥さんが、そんな旦那さんを心底心配しているのが文面からも伝わり、旦那さんへの愛の深さにも感慨深いものがありました。
奥さんの発信を見てからは、会社員時代の同僚たちがこんなに頑張り続けられるのは、みんな口には出さなかったけれど、社会的ステータスに執着しているからでは?と思うようになりました。
特に私より上の役職の人は過労死するレベルの過酷な働き方をしていました。
みんなが理不尽なブラック労働に耐え続けられるのは、高額の給料に惹かれていたり、日本人特有の奴隷気質だったり(過去記事 日本人は奴隷に適している?)、出世欲が強いのもあるかもしれませんが、
支配層が植え付けた社会的ステータスという偽の価値に縛られているのも大きいような気がしました。
ちなみに社会的ステータスは、支配層が人々を競争させるために植え付けた偽の価値観であり、人間の本質とは全く関係のないもので、生きていく上でも何の役にも立たないし、魂の成長にもつながらないし、無意味なものですが、エリート意識の強い人たちはそこに気づけなかったり、虚栄心を持っているのかもしれません。
支配層の根深い洗脳により、社会的ステータスを得ることは素晴らしく価値のあることだと信じ込んでいるのかもしれません。
支配層にとって、生きていく上で必要な知識やスキルを持つ人たちが増えてしまうと人々を支配できなくなるので、生きていく上で何の役にも立たない学歴や社会的ステータスを得ることで一般の人たちより裕福な暮らしができるという社会を故意に作り上げたのです。
支配層は人々の虚栄心を充分に熟知しているのです。
そうとは知らずに人々は学生時代から社会的ステータスやお金を得るために、生きる上で必要のない知識を脳みそに詰め込み、
いざ社会的ステータスを得ても、その地位を失いたくないばかりに心身の悲鳴や心の声を無視し続けながらも、ブラック労働や様々な理不尽なことに耐え続けてしまうのです。
それこそが奴隷社会のオリの中から逃さないための支配層の罠なのです。
社会的ステータスと言う偽の価値に縛られ、心身ともにボロボロになっても働き続けている人たちは、自分で我が身を滅ぼしていることになるのです。
会社員時代にたくさんの上司や同僚を見てきましたが、社会的ステータスを得ることは全くスゴいことでも、誇れることでも無いと感じていました。
人間の魅力とは人間の内面にしか存在しないからです。
学歴、収入、社会的ステータス、年齢、容姿などのフィルターを外して客観的に自分や他者を見ると、一人ひとりの本当の姿が見えてきます。
社会が崩壊し、お金の価値がなくなり、今までの常識が全てひっくり返ってから気づくのではなく、今すぐ気づいてほしいものです。(過去記事 価値観の大逆転)
今までは大金や社会的ステータスを得たら、一般の人たちより裕福な暮らしができる時代でしたが、もうそのような時代ではなくなってきているのです。(過去記事 従っていれば生きられた時代はもう終わった)
今現在、物価がかなり上昇し、お金の価値が下がってきているので、お金を使わず自力で出来ることを少しでも増やしていくことが大切です。