価値観が違う場合は対立よりも調和を目指しましょう

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価値観の違いによる衝突は同じものを違うフィルターから見ているから発生します。

どちらが正しい、間違っていると対立するよりも、自分の軸を大切にしながらも、相手の視点や立場になって考え、時と場合によっては受け入れる器になれるよう、日々修行中です。

例としては

会社員時代、上司に自分の考えとは180度違う指示を出され、内心腹を立てたことがありました。

事の発端

他部署の担当者に資料を送る際、追加で担当者に依頼しなければならないことが発生したため、付箋に追加の依頼事項を記載しました。

さらに念のため、その担当者に依頼内容を追加した旨をメールしました。

他部署に送る資料には必ず上司のサインが必須でしたので上司にサインをお願いしたところ、その資料にサインを入れてくれましたが・・・

以下、上司との会話です。

上司「この付箋に書いてある内容は直接、担当者の席に行ってお願いした?」

私「担当者の席には行っていませんが、メールでお願いしておきました。」

上司「メールや付箋だけでお願いするなんて、相手に対して、失礼だよ。
自分の立場で考えてごらん。
もし誰かがメールでお願いしてくるより、直接、君の席に来てお願いされた方が力になってあげようって気になるだろ?」

私「申し訳ございませんでした。席に行ってきます・・・」

こうして、貴重な時間を割き(他部署なので、移動の往復だけでも30分ほど時間がかかる)担当者をようやくつかまえ、面着で依頼しました。

相手は依頼に対して快く承諾してくれましたが、私のメールをすでに読んでいたらしく、「なぜわざわざ来たのだろう?」という感じでした。

依頼内容は相手の莫大な時間を奪うレベルでもなく、特殊でもなく、その部署の担当者なら普段から依頼されるようなルーティン化された内容でした。

なので「メールと付箋で充分なのに」としばらくの間は貴重な時間を無駄にしたことに腹を立てていました。

私の場合は、自分が仕事に集中している時に直接声をかけられたり、電話がくると集中力が途切れるので、メールだと逆に助かっていました。

自分が担当者の立場なら「メールで依頼してほしい」と思っていました。

なので普段、私から相手に連絡をする場合は、よっぽどの緊急の案件でない限り、すべてメールで済ませていました。

合理的にことを運ぼうとする自分や上司のように礼儀を重んじる人たちも存在していることに気がつきました。

相手の価値観を無視し、自分の考え方が正しいと思い込む間違いに気づけて良かったです。

普段から自分の視点だけで物事を見るのではなく、自分とは違った価値観の人たちの視点からも物事を見るべきでした。

仕事とは限らず、その時の状況や相手の性格によってそこは臨機応変に対応しなければ対立してしまいます。

今では「メールではなく直接コミュニケーションをとらないと失礼だ!」という自分とは真逆の価値観の存在に気づかせてくれた上司に感謝しています。

こうして、偉そうに記事にしましたが、100%実行できるか?と言われると、まだまだ自信がありません。

対立ではなく調和を目指し日々修行中です。


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