正反対の意見も取り入れ、器を広げていきましょう

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会社員時代に以下、2つのタイプの上司がいました。

①部下の成長のために、あえて教えないで自分の力で考えさせる。

②すぐに教えて、業務に時間をかけずにテキパキとその日のタスクを終わらせる。

①にこだわる人はどんな状況でも①をつらぬくので、ある意味迷惑でした。
特に新人だとわからないことだらけなので残業時間が大幅に増えてしまいます。
しかし考える力は自然に身につきます。

②にこだわる人はある意味、一緒に仕事をするのは楽でした。
しかし頭を使う訓練ができず、機械的に仕事をこなすだけになってしまいます。

今思うと、どちらのやり方が正しい、間違っていると白黒をはっきりさせるのではなく、

その時のタイミングや状況、業務内容でどちらを取り入れるかを判断すべきでした。

例えば一連の流れが決まっている業務の場合は一から考えさせるのではなく②のやり方を取り入れながら、誰がやっても短時間でサクサクできるマニュアルを作るのが得策です。

逆に予期せぬトラブルが発生し、期限にも余裕がある場合は①のように部下に問題解決をできる力を身につけさせるのが良いかと思います。

私は仕事に楽しさを見いだせなかったので②の上司に好感を持っていました。

そして①の上司にはめんどくさい人というレッテルをはって敬遠していたことを今となっては反省しています。

今回は仕事の例を出しましたが、日常生活のあらゆる場面で意見の対立はあるのではないでしょうか。

人はついつい自分の意見が正しいと思い、自分とは正反対の意見に否定的になってしまいます。

しかし、すぐに正反対の意見を否定するのではなく、なぜそういった意見が出てくるのか?良い点はないか?等を考えてみてください。

そうするうちに、ひとつの事柄に対して、様々な視点で捉える力が身についていき、だんだん自分の視野が広がっていきます。

さらに自分の中でバリエーションが増えていくと、その時のタイミングや状況によって今はどのやり方が適切であるかが判断できるようになり、

「仕事ができる人」といった枠におさまるだけではなく、人生のあらゆる場面でも的確な判断で物事を進められるようになるでしょう。

私も「対立」ではなく、そのような「調和」できる人になるため、日々修行中ですが、まだまだです。

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