お金が競争意欲をかきたてている

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貨幣制度の影響で、この世は競争社会になっています。

子供の頃から、一部の子を除いては誰もが少しでも偏差値の高い学校に入るために猛勉強をしています。

偏差値の高い学校に入り、給料の良い会社に就職すれば一生安泰だと思い込んでいるからです。

しかし、全員が偏差値の高い学校に入れるわけではなく、定員数が限られているので、競争に勝たなければなりません。

ライバルを蹴落とすためにライバルにわざと嘘の情報を吹き込み、自らの人間性を劣化させている子もいたぐらいです。

また、お互いに競争意識を持っているので、真の友情が芽生えるのも難しいのではないでしょうか。

そして社会人になったら、今度はお金のために出世争いに巻き込まれます。

給料の高い役職につける人は限られているので、競争に勝たなければなりません。

上司に媚を売って評価される仕事を自分が担当し、評価されない雑用を人に押し付ける、ずる賢い人がとんとん拍子に出世していく環境なのです。

中には出世のライバルを蹴落とすために、ライバルの根も葉もない噂を流す悪魔のような人もいます。

逆に、みんなのために自ら雑用を進んで引き受ける善良な人は全く評価されません。

競争からは、心無い人がたくさん生まれ、善良な人のやる気は削がれていくだけです。

また企業は市場の利益を独占したいがために、同業他社に勝つことばかりを考えています。

他社に企業秘密が漏れるのを恐れ、社員を必要以上に監視したり機密管理を強化することで莫大な手間と人件費と時間をかけ無駄なことをしています。

他社と競うのをやめ、お互いの技術を提供し合えば、短期間で素晴らしい製品ができるのに、協力する気が皆無であるのも利益を独占するためです。

さらに利益を上げるために下請会社を安いお金で使い倒したりしています。

私が実際に見てきた競争のほんの一部を例にしましたが、貨幣制度が廃止されれば自然にこの世から、ありとあらゆる競争が消えていくことでしょう。

支配層の狙いは大衆同士で競争させて、悪意を持たせ、敵視させて、争わさせて、分断させることなのです。

そして他者を蹴落とすために汚い手を使うことで人間性を劣化させたり、

また競争に負けた方も勝者に恨みや嫉妬を抱くことで人間性が劣化し、

愛、優しさ、思いやりに無縁な人たちが増えていくのです。

全人類が愛に目覚め、他者への奉仕が自分の喜びに変わったら、それぞれの得意分野を生かしながら無償で助け合うようになるので、自然に貨幣制度もなくなることでしょう。

そうなったら支配しようにもできなくなります。

そもそも他者を蹴落として、勝ったところで何になるのでしょうか?

利己的に生きても、心が愛で満たされない限りは幸せにはなれないのです。

学歴、お金、社会的ステータス、地位、名声を得ても、心が貧しいと永遠に何かを欲しがり続けます。

また、今後は、改憲で人権停止され財産を没収されるかもしれないし、ハイパーインフレや未曾有の大災害、戦争で、ある日突然お金の価値がなくなるかもしれません。

心が満たされる云々ではなく、もう学歴、お金、社会的ステータス、地位、・・・等を追い求める時代ではないことを感じています。

ちなみに、この世で他者を蹴落として社会的に成功しても、あの世では一切評価されないそうです。

むしろ、自分の魂レベルが少しも上がらないまま、あの世に帰ることになるので、自分の魂がつらく苦しくなるだけです。

せっかく魂の成長のために、この世に修行にきたのが台無しになってしまうのです。

貨幣制度が原因で魂の成長とは真逆の行為をさせられていることに気づいてほしいのです。

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