腐敗しかけた世の中でも悪に染まってはいけない

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蓮は濁った水で生まれ育つけれど、水面の花が泥に汚されることはないように、

私たち人間も腐敗しかけた世の中で生まれ育っても、環境に感化され、悪に染まってはいけません。

小学生の頃は純粋で良い子でも、中学、高校に上がるにつれて、だんだん自分だけが得しようと利己的に変貌していく子が少なくありませんでした。

受験で自分と同等ぐらいの学力の子をライバル視し、わざと嘘の情報を教えてテストの点数を下げようとしたり

他者を蹴落として、自分さえ第一志望校に受かれば良いというのを目の当たりにしてきました。

またグループで群れ、集団で気に入らない子を攻撃してダメージを負わせたり

そんな利己主義や他者への悪意が伝染するかのように広まっていきました

元々はそこまで悪くない子でも、多少は悪に染まらないとやっていけないような環境だったので、学校は本当に心が落ち着かない苦痛な場所でした。

むしろ学校の規則にも従わず、授業にも出ず、勉強もせずに、テストも受けないヤンキーと呼ばれる子たちの方が友達思いで、生き生きとしていて楽しそうでした。

学校を卒業し、社会人になっても、社内では出世争いに巻き込まれ、お互いに足の引っ張り合いをしたり、

他会社を敵視し、他会社よりも売れるような製品をつくるよう叩き込まれたり、

ママ友同士でもお互いの子供たちを比較、ライバル視し、ママ友同士のトラブルが嫉妬や妬みでつきないというのも聞いたことがあります。

周りからライバル視されたり、ハメられたり、悪意を持たれると、応戦したくなるのもわからないでもないですが・・・

そこで自分も同レベルの悪に染まったら支配層の思うツボなのです。

そもそも、支配層の狙いは大衆同士で競争させて、悪意を持たせ、敵視させて、ケンカさせて、争わさせて、分断させることなのです。

奴隷社会の檻に大衆を閉じ込め、支配層のさまざまな悪事に気づかせないために、大衆をずっと支配し続けるために、大衆の意識を他者への悪意に集中するよう仕向けているのです。

そして愛、優しさ、思いやりに無縁な人たちを増やそうとしているのです。

全人類が愛に目覚め、他者への奉仕が自分の喜びに変わったら、それぞれの得意分野を生かしながら無償で助け合うようになるので、自然に貨幣制度もなくなることでしょう。

そうなったら支配しようにもできなくなるからです。

そもそも他者を蹴落として、勝ったところで何になるのでしょうか?

利己的に生きても、決して心が満たされないので幸せにはなれないのです。

お金、地位、名声を得ても、心が貧しいと永遠に何かを欲しがり続けます。

ちなみに、この世で他者を蹴落として地位、名声、巨万の富を手に入れても、あの世では一切評価されないそうです。

むしろ、自分の魂レベルが少しも上がらないまま、あの世に帰ることになるので、自分の魂がつらく苦しくなるだけです。

せっかく魂レベルを上げるために、肉体という乗り物に乗り、この世に修行にきたのが支配層のせいで台無しになってしまうのです。

なので、どうかこの世界の悪に感化されず蓮の花のように心は綺麗でいてください。

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