【小説】赤ちゃん、宇宙学校に入学する②

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※前回はこちらから→【小説】赤ちゃん、宇宙学校に入学する①

私は赤ちゃんが宇宙に旅立ち、さびしさと不安に押しつぶされそうになりましたが、すぐに自分を奮い立たせ、文章を書くことに励みました。

そして過去の自分の

  • 失敗体験談
  • 人生への葛藤
  • 醜い争い
  • 夫からのモラハラ体験談
  • 健康を失って初めて健康の大切さに気づいた話
  • 人間関係で死ぬほど悩んだ話

から学んだ全てのことを書き出していきました。

ちょうどその頃、赤ちゃんは宇宙から戻ってきました。

赤ちゃんの話によると、宇宙に存在する星々は地球とは比べ物にならないほど文明が発達していたそうです。

しかし地球人が先進文明の恩恵を受けるには「自分さえよければ良い」という考えを捨てなければならないとのことでした。

なぜなら、自分さえ良ければ良い人たちに先進文明の恩恵を授けたところで、それをみんなのためではなく、自分の私利私欲のためにしか使わないのが目に見えているからです。

さらに衝撃の以下の事実を赤ちゃんが教えてくれました。

もともとは地球が存在している宇宙には絶対神という神様がたったひとりだけ存在していました。

絶対神はある日、自分ひとりだと何も学べないということに気がつき、宇宙のありとあらゆる存在に分離することにしました。

ようするに宇宙に存在する全てのものが絶対神が分離した存在だったのです。

もちろん赤ちゃんと私も絶対神が分離した存在のひとりです。

ということは・・・

地球上で繰り広げられる争いは他人と争っているのではなく自分自身と争っていることになります。

他人の不幸を喜ぶのは自分の不幸を喜んでいる。

他人を陥れるのは自分を陥れている。

他人を傷つけるのは自分を傷つけている。

他人を助けることは自分を助けている。

他人の喜びは自分の喜びなのです。

他人の悲しみは自分の悲しみなのです。

そこでようやく私は「自分さえ良ければよいという考えを捨てなさい」と言われた意味が腑に落ちました。

そして自分自身が絶対神の分離した存在のひとりだと知ったからには、神様らしく清く正しく生きなければという気になりました。

さらにすべての存在に優しくならなければという気にもなれました。

ただし、そのような行動を起こせるようになるには、まずは自分自身が幸せでない限り不可能だということを自分の体験上わかっていました。

また道を踏み外しそうになったら、自分の中にいる絶対神の声に耳を傾けることにしました。

魂の成長が必要なときは一見悲劇的だと思える出来事が起きて、魂の成長を導こうとするのだそうです。

ところがそれに気づかずに、自分ばかり苦労して不公平だととらえてしまうと、魂の成長どころか、悪の道に引きずりこまれてしまう恐れもあります。

なのでまずは人生に苦しんでいる人たちにそのような気づきを得てもらうために自分の体験談を例として執筆することにしました。

さらに楽に生きる方法も、できる限り具体的に書いていこうと思いました。

そして、人生を楽に生きられる人たちをたくさん増やしていき、今度はその人たちが苦しんでいる人たちを助けていき・・・

そうやって幸せの輪を広げていきたいと思いました。

この地球上に存在する全ての人類にそのような強烈な思いを込めて執筆を続けました。

それから数年後に赤ちゃんの予言通り、本当にインターネットが誕生しました。

私は早速ブログを始めました。

続きます。→【小説】赤ちゃん、宇宙学校に入学する③

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