今までの私は自分に起きた出来事に対して、「良い」もしくは「悪い」と捉え、一喜一憂していました。
パワハラで苦しんでいた時も、パワハラ上司は「悪」、信用信頼できる上司は「善」と捉えていました。
しかしひとつの視点で物事を捉えるのをやめ、真逆の視点でも見るようになってからは、物事には「良い」も「悪い」もないことに気づくことができました。
ようするに全ての出来事は中立でただ「起きた」だけなので、「悪い」と捉え、感情的に泣いてわめいて苦しむべきではないのです。
今まではパワハラ上司にはマイナス面しか感じられず、信用信頼できる上司にはプラス面しか感じられませんでしたが、
実は逆の視点から見ると、パワハラ上司のプラス面や信用信頼できる上司のマイナス面も見えてきました。
パワハラ上司から得た
マイナス面
心ない数々の言葉の暴力で心をえぐられ、過酷で膨大な業務量を容赦なく付与され、肉体面でもボロボロになり、うつ病になった。
プラス面 (パワハラが原因でうつ病になり休職中に以下を学ぶ)
- 心身ともに健康であることの大切さ(この時、学んだ健康については健康カテゴリの記事に記載あります)
- 世界は広く、会社以外にも様々な選択肢や居場所はたくさんあること
- 過酷な労働環境に疑問を持つことができた
- 苦しんでいる人にはすぐに手を差し伸べること
- 厳しくも優しい人たちに感謝すること
- 自分を嫌ってはいけないこと
- 支配者の存在と支配者の悪事
信用信頼できる上司から得た
プラス面
私の成長のために時には叱ってくれ、部下を育てようという熱い姿勢を学ばせてもらった。
どんな難題な業務が発生しても、みんなで助け合えば乗り越えられるという貴重な体験をさせてもらった。
人間不信を克服できた。
感謝する気持ちが活力になった。
マイナス面
居心地がいいので仕事にワクワクや楽しさを感じなくても、自分の本当にやりたいことを見直すこともなく、会社の利益のためだけに定年まで勤めようという気になってしまう。
私は自分の殻を破り、自分の世界を広げるには、信用信頼できる上司だけではなく、パワハラ上司も必要不可欠であることに気づくことができました。
かと言って信用信頼できる上司がいなければ、完全に人間不信になっていて、「誰もが幸せに暮らせる世の中にしたい」と生涯思うこともなかったかもしれません。
どちらも私の人生には欠かせない存在でした。
全ての出来事は自分の人生に学びとして必要だったから起きたのです。
一見マイナスだと思える人や出来事も、視点を変えれば、自分の人生を「本来の使命」に向かわせるために必要なことではないかと思います。
今はわからなくても、いずれわかる日がきっと来るはずです。
あなたも、ぜひ自分に置き換えて考えてみてください。