貨幣制度による無駄な労働、生産、消費、廃棄

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最近のモノに対して「昔の方が優秀だった」と感じることが多々あります。

特に品質や使い心地に関してそう感じます。

大した機能は変わらないのに、企業は毎年新作を出し続けています・・・

会社員時代もお客さんから

「御社の昔の商品はこういう環境でこんな使い方をしても普通に使えたのに、新作は同じ使い方をした途端、すぐに不具合が出た」

という生の声を頂きました。

その原因のほとんどはコスト削減ばかりを重視して、製品をつくっているからなのです。

コスト削減をするには、どうしても安い材料にする必要があります。

当然、製品の品質は下がりますが、一定の年数だけは不具合が発生しないよう強度を保つ形状にしたり、

耐久性の基準値を設け、その基準値を満たしているかを確認するためのたくさんの試験を繰り返したり・・・

しかし例え基準値を満たしても、市場で不具合は発生してしまいます。

お客さんの使い方や使われる環境を全て網羅できておらず、どうしても抜けが発生してしまうからです。

最強の材料なら、使い方や使われる環境をそこまで考慮しなくても壊れることはありませんが、安い材料ならではの落とし穴なのです。

だから不具合が発生するのです。

さらに、社員たちはコスト削減と品質保持の板挟みとなり、長時間労働を余儀なくさせられています。

もし、コスト削減を考慮しないで、最強の材料を使うことが許されるのであれば、かなりの数の業務がなくなり、社員の負担も減り、余暇を楽しむ時間もできます。

お客さんにとっても、価格は多少高くなりますが、一生使える品質なので買い替える必要もなくなり、長い目で見ると大幅に出費を押さえられるのです。

また買い替える際に発生する廃棄の手間も省けます。

無駄な生産、廃棄もなくなるので地球にも優しくなります。

このことから、無駄な労働、生産、消費、廃棄がなくなるので社員、お客さん、地球環境にとって、良いこと尽くしになるのです。

しかし企業側の視点になると、一生使える商品を開発してしまうと、今後モノが売れなくなるので売り上げが発生しなくなり、会社運営が成り立たなくなります。

なので数年で買い替えが必要となる製品を安いコストで造るのが主流になっています。

あくまでもこれは会社員時代の私が担当していた業務の例を挙げましたが、ほかの例もたくさんあるかと思います。

また一般の消費者たちもそのことに気づかずに、テレビのCMやメディアに新作だけ追い求めるよう誤誘導されています。

もし貨幣制度がなくなり、全ての企業が協力して一生使える商品を全ての人たちに分配したら、労働のほとんどがなくなるはずです。

貨幣制度のせいで、こんな馬鹿げた労働、生産、消費、廃棄が発生しているのです。

私が初めて【地球丸ごと救いたい】ゆたかブログさんの貨幣制度を廃止すれば、こう変わるを読んだとき、ものすごい衝撃を受けました。

そして一気にお金に対しての価値観が変わったのを昨日のことのように覚えています。

この記事を読んで、貨幣制度の矛盾に気づいてもらえると嬉しいです。

ぜひ読んで頂きたいです。

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