食べ物にこだわるようになり、オーガニック食品を購入するために、ネットやオーガニック店であちこち商品を探すようになってわかったのは
同じ商品でもお店によって価格が大幅に違うことでした。
会社員時代に購入していたお店は本当に善良なお店でした。
ネットで販売されている一番安い価格よりもさらに安く販売し、
品揃えも素晴らしく、そこに行けば、ほしい商品はほとんど手に入りました。
小さな棚には健康関連の書物も陳列していました。
お客さんの健康を一番に考え、お客さんの視点で品揃えをし、お客さんのことを大切に思っているのがそのお店からよくよく伝わってきました。
そのお店は片道かなりの距離で、渋滞もあり、往復するのに時間がかかりましたが、時間をかけてでも行く価値のある素晴らしいお店でした。
その後、退職して別の県に引っ越してから
新たなオーガニック商品を扱うお店を探しましたが、そのお店を超えるお店には、いまだかって巡りあえていません。
逆にものすごく割高のお店はありました。
ほとんどの商品をネットの平均よりも約2倍の価格で売っているのです。
従業員に支払うお給料、店舗の家賃に追い詰められて、泣く泣くその価格にせざるを得ないならまだしも、
転職サイトに載っていたそこの元従業員が書いた口コミによると
「身体に良い商品を売る仕事自体はやりがいがありますが、お給料が安すぎます。独り身の人なら節約すればギリギリ何とかやっていけますが、家庭を持ってる人にとっては生活するのはかなり厳しいレベルです」
といった内容が書かれており、その求人情報に記載されているお給料は私から見ても、かなり低い額でした。
身体に良いオーガニック商品を販売する時点で一見善良な経営者に思えますが、必ずしもそうではないことがわかりました。
お客さんには他のお店よりも2倍近くの価格で売っているにもかかわらず、従業員のお給料は雀の涙ほどなので、儲けた分は店舗の家賃と経営者の懐に入っているのでしょう。
オーガニック商品を売るのは素晴らしいことですがもっとお客さんや従業員に優しい経営をしてもらいたいものです。
その経営者の写真を見た瞬間、マンガに出てくる悪者が
「支配者が毒食品をばら撒いてくれるおかげで、ボロ儲けできるわ。ウシシ」といった経営者の心の声が聞こえてきそうでした。
支配者の存在を知って食べ物にこだわっている人たちをカモとみているのかもしれません。
他のお店やネットで検索しなければオーガニック商品は高いのが当たり前だと思ってしまうかもしれませんが、
対策としては、他のオーガニックのお店をまわったり、ネットで調べたりして、価格を比較することです。
そして、なるべく安い価格で売っている善良なお店から購入して自分の身体に投資することは大切です。
そもそも自然栽培やオーガニック野菜、添加物や化学物質無添加の身体に良い安心安全な商品が作られて販売されているので
安心安全な商品はいくらでも作れるはずです。
みんなが買えば価格がどんどん安くなり、いずれはだれでも手が届く価格になるはずです。