※前回はこちらから→壮絶パワハラ体験談 ⑪
G子さんに次の日に手紙を読んだことを伝え、私がBから受けたパワハラの話もしました。
G子さんは以前Bから「水菜は昔オーバーワークが原因でうつ病になり、休職していた時期があった」と聞かされたことがあると言っていました。
私はBが原因で休職したのに、自分が関係ないようにとぼけているので腹が立ちました。
G子さんは「被害にあった内容を全て労働組合に言ったほうが良い」とアドバイスをくれ、
労働組合の担当者に「水菜さんにも面談するように」と連絡をしてくれました。
さらにG子さんは別の部署の飲み会でG子さんがお持ち帰りされたという噂が流れていたのを耳にし、その噂を流したのはBに違いないと言っていました。
その後、私は労働組合の担当者に会ってBから受けた被害内容を事細かく伝えました。
労働組合の担当者の話によるとBのパワハラ被害者は私以外にかなりいるので、
これ以上被害者が出ないよう早い所、手を打つために、情報をたくさん集めているとのことでした。
被害者全員から得た情報を最終的には人事に話してBに罰を与えてもらうよう要請すると言っていました。
しかし証拠がないとかなり厳しいとのことでした。
私は過去、Bに怒鳴られた時に録音をしていなかったため、証拠がない状態でした。
私が怒鳴られている時に目撃者が数人いたため「目撃者を呼び、証言してもらうのはだめか」と聞きましたが、それだけだと厳しいとのことでした。
その時、これからはパワハラされた時は録音して証拠を残すべきだと悟りました。
後に労働組合との面談内容をG子さんに報告したときに、G子さんもBとのLINEの履歴は以前に消してしまったため、残っていないと悔しそうに言っていました。
Bと2人きりで飲みに行ったときやカラオケボックスでも録音していないため、証拠がないとのことでした。
一ヶ月がたち、G子さんの言った通り、Bは異動になりました。
そして私が休職中に、Bにはめられグループリーダーの座を降ろされ、他部署に異動になったEさんが戻ってきてBの代わりにグループリーダーになりました。
しかしセクハラ事件のことは公にはされず、Bが異動になったのはBにいろんな仕事をさせて成長させるためだという名目になっていました。
私はBがいなくなってから開放感でいっぱいでした。
ようやく平穏な日々がくると大喜びしておりました。
そんなある日、G子さんが突然会社に来なくなりました。
G子さんと親しい社員がG子さんのプライベートの連絡先を渡してきて「G子さんが私に連絡下さいと言っている」と伝えにきました。
私はG子さんにメールをしたところ、G子さんから返信がありました。
G子さんの話によるとBが原因でうつ病になり、しばらく休職するとのことでした。
私が思っている以上にG子さんの心の傷は深かったようです。
Bは人をうつ病にする天才か・・・
うつ病製造機か・・・
怒りが、また沸沸とわいてきました。
またG子さんの受けた心の傷の深さを思い知り、G子さんには一日も早くBのことを忘れて幸せになってほしいと思いました。
続きます。→壮絶パワハラ体験談 ⑬