畑の再生から学んだこと

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荒れ放題の畑をお金を使わずに再生の続きになります。

おじいさんの多大な協力のおかげで雪が降る前になんとか畑の再生が完了しました。

当初の畑は、茅や草、蔓、不用品に覆われ、畑の土が全く見えず、リフォーム屋さんに「畑はどこにあるの?」と聞かれたぐらいでしたが、今ではすっかり畑らしくなりました。

畑の再生で行った作業はざっくり以下の通りです。

①不用品を片付ける

②茅や草や蔓を刈る

茅や草を刈る際は当初はおじいさんのエンジンで動く草刈り機を借りましたが、後に充電式の草刈り機を購入しました。
説明書の日本語が不自然だったので、説明書を見ても草刈り機の組み付け方がさっぱりわかりませんでしたが、組み付け方の動画があったので、動画の通りに組付けたところ、無事完成しました。


初めて草刈り機を作動させたときは草刈り機の歯がふっ飛ぶような気がしてビビりましたが、無事動いたのでよかったです。


充電式の草刈り機は軽くて動かしやすく、普通の草なら余裕で刈れますが、太い茅や蔓を刈ると鈍い音がするので草刈り機が苦戦しているのが分かります。
地面をはっている蔓は草かきを思いっきり振り下ろせば切れることをおじいさんから教わりました。


荒れ放題の畑の茅や蔓を刈るには、エンジンの草刈り機の方が向いていると思いました。

③茅株を抜根する

ショベルカーなどの機械を使わずに、おじいさんがテコの原理を利用してスコップひとつで大量の茅株を抜根してくれました。

④刈った茅や草、抜根した茅株を畑の端まで運ぶ

刈った茅や草は鍬でかき集め、それを畑の端に運び、積み上げて、春に燃やす予定です。


抜根した茅株は重いので持ち上げることはできず、足や手で転がしていきました。
抜根した茅株はどうするのか?まだ決めていません。


おじいさんから「無理して重いものを持って腰を痛めると一生引きずることになるから決して無理をしてはいけない」と貴重なアドバイスをいただきました。
細かい草や落ち葉などは熊手を使うとかき集めることができます。


かき集める作業はホウキで掃くようなもので体力をあまり消耗しないので、疲れた時は熊手でかき集める作業をし、体力が復活したら、刈った草や茅を鍬で運んだり、茅株を転がす作業をしていました。

⑤畑が土だけになったら耕す

畑の土はスコップでも耕すことはできますが、おじいさんの耕運機で耕してもらいました。


長い蔓や茅や草が落ちていると耕運機に絡まり、耕運機が動かなくなるので、熊手でできる限り拾い集めておくことが大切です。

作業をやっている内に自分独自のやり方になったり、コツもつかめてきます。

一人ひとり筋肉のつき方も体力も違うので、自分独自のやり方が生まれるのは自然なことです。

最初から必要な道具を調べて揃えるよりも、作業をしていく中で『こんな道具が欲しい』と思うようになったりします。

しかし、最初に茅株を抜根するにはショベルカーのような機械を使うしかないと聞いてしまうと、その方法以外思いつかなくなってしまいます。

人から指示された作業をこなすだけでは、自分で考えないので思考停止になってしまいます。

あくまでも情報は参考にし、自分独自のやり方を生み出していくことは楽しいし、面白いです。

おじいさんの畑は粘土のようなネバネバした土だそうですが、私の畑は耕したら柔らかい土になったので、近くの畑でも土の質が違うことには驚きました。

その畑にあったオリジナルの農法を生み出していくことにも非常に興味がわいてきました。

ちなみに今回の畑の再生は私にとっては筋トレになりました。

お金を払ってスポーツジムで鍛えなくても、畑の再生は筋トレにもなるし、食料の自給にも繋がるので一石二鳥です。

畑付きの物件を探していた頃、空き家と畑がセットで売られているケースが多かったのですが、空き家の写真はあっても、畑の写真はほとんど見かけませんでした。

農家で生まれた人たちは、農業を引き継がずに都会に出ていく人が多いのか?最終的には空き家になり、畑も荒れ放題になっていくのかもしれません。

しかし、いざ空き家購入の際に、荒れ放題の畑を見て、躊躇してしまうのは非常にもったいないと思いました。

畑の再生は大変ですが楽しいし、本当にやりがいはあります。

また、仕事のようにお金が発生しないので、プレッシャーもなく、自由に試行錯誤しながら楽しくできます。

仕事でお金を貰っていたら、郷に入れば郷に従えで、ルールに縛られ、決まったやり方しかできないので楽しくないのです。

PS

草刈りをしていく中で、畑の中にいくつかの小さな梨が落ちているのを発見し、上を見たらかなり高い梨の木があることがわかりました。

売主さんも不動産屋さんも梨の木があることは言っていなかったので驚きました。

しかし梨は硬くて酸っぱくて、そのままでは食べられませんでしたが、フードプロセッサーで大根おろしのようにおろして、砂糖を加えてみたところ、この世のものとは思えないぐらいの美味しいジャムに変身しました。

普通はジャムをつくるときは煮詰めたりしますが、生にしたので酵素たっぷりの生ジャムになるかもしれません。

ホームベーカリーで作った食パンにつけて食べたらものすごく美味しくて感動しました。

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