口紅のタール色素には要注意!

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毎日、口紅を塗る女性は一生のうちに口紅を30本食べている計算になるそうです。

口紅の全成分表には、赤色102号とか黄色4号など色の名前+番号が書いてあります。

これは合成着色料でタール色素と呼ばれているものです。

最初、石炭のコールタールからつくられたのでこの名前になったそうですが、今は石油から合成してつくられています。

このタール色素は「着色料として食品にも入っているし、口紅だから直接食べるわけでないから大丈夫」と思っている方が多いかもしれませんが、

日本で食品への使用が認められているタール色素は12種類ですが、化粧品用としては「口に直接入らない」ということで83種類も許可されています。

化粧品に使われるタール色素のうち、71種類は食用としては認められていないものです。

食用に許可されているタール色素も、昔は24種類ありました。

ところが1965年に赤色1号と赤色101号に発がん性が認められ、1966年に赤色4号・5号、橙色1号・2号、黄色1号・2号、続いて3号にも安全性に強い疑いがあるということで使用が禁止になりました。

こうして、後から発がん性が分かって、禁止になったものが半数もあるのです。

食用で許可されているのは赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号だけです。

しかし赤色2号はアメリカでは使用禁止になっています。

赤色104号・105号・106号は発がん性があるとして海外では使用を認めている国は少ないです。

黄色4号はアレルギー症状を起こす恐れが指摘されていますし、緑色3号はEUとアメリカで、青色1号はEUで認められていません。

スウェーデンやノルウェーではタール色素は全面禁止です。

それなのに日本では化粧品用として83種類です。

これは先進国の中では多く、アメリカと比べても2.5倍になります。

食用の12種類だけでも安全であるとはいえないのに化粧品は83種類で、そのうち口紅に許可されているものは58種類もあります。

毎日少しずつでもタール色素が口に入るのは大変危険だと思います。

唇には角質層がほとんどないので、吸収しやすく、食べ物と一緒に口の中に入ってしまうことも多いのです。

タール色素は、いつ発がん性が認められて新たに使用禁止になるかもわかりません。

これまでたくさんのタール色素に発がん性が認められているので、他のもたまたま証明されていないだけかもしれないので、全て避けるべきだと思います。

口紅は「口紅 タール色素不使用」と検索するとタール色素不使用の口紅が結構出てきます。

参考になれば幸いです。

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