※前回はこちらから→壮絶パワハラ体験談 ④
悪魔チーフBのいるグループに異動になることが決まった時、先輩たちからは
「Bは変態で、女好きで有名だから気をつけて。水菜さんのことも狙うはずだよ」とアドバイスをもらいました。
Aのような性格激悪じゃないなら適当にかわしとけばいいやと甘くみておりました。
その時はまだ知らなかったのです。
この世には良心が欠如している悪魔が存在していることを・・・
Bは初対面の時はものすごく愛想が良かった記憶があります。
チームメンバーへの仕事の割りふりもチーフであるBが決めます。
Bは誰にでも平等には仕事を付与せず、私にはあまり仕事をふりませんでした。
また大変そうな仕事も「こんな大変なのやりたくないよね」と勝手に決めて、他のメンバーに丸投げしていました。
業務負荷が高い部署でしたが、私はあまり残業しなくてすみ身体も楽でした。
B自身も自分にはほとんど仕事を入れず、しょっちゅうタバコを吸いに消え、残業せずに早く帰ります。
他のメンバーの数人はありえないほどの仕事量をこなすのがかなり大変そうでした。
私は申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、自分も彼らのように深夜まで仕事ができるのか、体力に自信がなかったので何も言えずにいました。
他のメンバーは私の業務負荷が低く、早く帰ることに対して恨むどころか、知らないふりをしてくれ文句やグチも何ひとつ言わず本当に性格の良い人たちばかりで心苦しかったです。
今思い出しても本当に申し訳ないことをしたと思っています。
仕事に慣れていない若いメンバーは徐々にBに怒鳴られるようになりました。
Bはターゲットを若いメンバー2人に絞り、毎日のように大声で怒鳴ります。
私は若いメンバー2人が心配になりましたが、意外に怒鳴られても全く動じていないため、少し安心しました。
Bは驚くほどの怠け者なのに、人の手柄も自分の手柄にする非常に要領の良い狡猾な人間でした。
Bの人間性を知ってから、私はBのことがすっかり苦手になっていました。
続きます。→壮絶パワハラ体験談 ⑥