デトックス大作戦

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どんなに健康的な生活を心がけていても、現代に生きる私たちの身体には環境中にあるダイオキシンや水銀、カドミウム、鉛、ヒ素、ベリリウムなどの有害ミネラル、PCB、パラベンなど様々な化学物質が溜まっていきます。

こういう有害物質は発がん性ばかりが有名ですが、実は美容にも悪いのです。

例えばカドミウムは肌のコラーゲンの合成を阻害し、水銀はヒアルロン酸を合成する酵素を阻害し、ヒ素は皮膚の色素沈着を起こします。

代謝機能を低下させるので、微量であっても、免疫、細胞分裂、生殖機能、ホルモン分泌、神経系などに悪影響を与え、身体本来の機能の邪魔をし、老化を早めるとも言われています。

毒素の多くは脂肪に蓄積され、体外に排出される速度はとても遅く、半分の量になるのに、約7年かかると言われています。

身体の毒素を排出する経路の75%は便、20%は尿、汗3%、髪と爪が各1%です。

これをできるだけ助け、効率的に早めに排出していくことが大切です。

以下、デトックスに良いものを紹介します。

排出を促す良いミネラル

有害ミネラルは良いミネラルで排出を促進することができます。
セレン、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムです。
セレンはイワシ、ホタテなどの魚介類、ひまわりの種、マスタードに多く、鉄はひじき、ヘンプナッツ、亜鉛は牡蠣やいわし、カルシウムは小魚、マグネシウムは海藻に多いです。

キレート野菜

キレートとはカニのハサミを意味する言葉。
有害ミネラルなどを血中でカニのハサミのように挟み込んで、植物繊維と一緒に体外に排出する働きを持つ野菜があります。玉ねぎ、ニラ、長ネギ、にんにく、ほうれん草、アスパラガス、ブロッコリー、リンゴ、パクチー、大根、にんじん、キャベツ、わさび、アボカドなどです。

ビタミンC、B6

有害ミネラルの毒素を軽減する働きがある「メタロチオネイン」というたんぱく質の合成に必要なのが、ビタミンB6。
にんにく、酒粕、ピスタチオ、抹茶に多いです。
「メタロチオネイン」の働きを助けるのがビタミンC。
柿やいちご、赤ピーマンやブロッコリー、焼きのりに多いです。

含硫アミノ酸

メチオニンとシスチンというアミノ酸には、体内の有害ミネラルと結合して排出する作用があります。
髪の弾力をつくったり、角膜の主成分でもあるアミノ酸なので美しい髪や目のためにも良いです。
イワシなどの魚、大豆、ひじき、アボカド、ほうれん草、カシューナッツなどに含まれています。

水とデトックスドリンク

主に便、尿、汗から排出される毒素ですが、全てに共通するのは水。
水はデトックスの基本中の基本です。
有害ミネラルを含まず、軟水で、中世に近いミネラルウォーターを基本に、デトックス作用が高い、どくだみ茶、ルイボスティー、マテ茶、モリンガ茶、ヨモギ茶、ホーリーバジルティーなどがよいです。

肝臓の解毒酵素を活性化する食べ物

肝臓は代謝、消化、毒物の解毒処理をする体内の化学工場。
肝臓には約2000種以上の酵素があり、様々な処理を行っています。
この酵素を活性化する食品がわさび、ラディッシュ、玉ねぎ、小松菜、春菊、クレソンなどです。
中でもわさびが持つ「わさびスルフィニル」は最強と言われ、一日5g食べるだけでも解毒作用が高まるようです。

食物繊維

毒素を排出する経路の75%は便ですから、他の物質で捕まえてきた毒素も、最後は食物繊維でからめとって排出します。
おから、切り干し大根、ごぼう、寒天などの食物繊維は、ダイオキシンなどの排出にも効果的です。
海藻では「ふのり」が特に良くて結石、胆石も流してくれます。
りんごに含まれるペクチンも強い吸着作用があります。

私の場合、食べ物にこだわっていない頃、化学調味料が入っている料理を食べるだけで、異常なぐらい、喉が渇き、水を飲みまくっていました。

今思い返すと、私の身体は水を飲むことで、デトックスしようとしていたのです。

また、水を飲むだけではなく、普段からデトックスできる食材を積極的に取り入れていきたいところですが、

野菜や果物は自然栽培のものを購入するか、自分でつくるのが安心です。

(参考記事 野菜、果物の農薬には要注意!

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